スキ!スポーツ

新米の中年OLライター【那須 美沙子】です。スポーツが好きな人が好きで、競技者やその周囲の方の思いに触れることが好きです。どうぞよろしくお願いします!

名門のカギは女人禁制?ゴルフとフリーメイソンの関係

東京オリンピックのゴルフ競技の開催地となっている霞ヶ関カンツリークラブ(以下、霞ヶ関)

 

埼玉県初のゴルフ場として川越市内に誕生したのは1929年のことでした。

 

この年は大阪で阪急百貨店が開店したり、北海道の駒ケ岳で噴火が遭ったりしましたが、歴史の教科書にも登場する出来事・世界恐慌が起きています。

 

なんと霞ヶ関が開場した2週間後の出来事だそうですから、当時のバブル経済前夜とも言えそうな状況下に誕生したと言えそうです。

 

その後は戦争等、幾多の苦難を乗り越えて現在もゴルファー達を迎え入れている、歴史ある老舗の名門クラブです。

 

そのクラブが今、女性に会員の門戸を広げるかどうかで話題となっています。

 

なんでも日曜日もプレーできる「正会員」という制度があり、女性は正会員になれないのだそうです。

 

女性は血を連想させる穢れの象徴だとか思ってる男性は、まさか現代にも存在しているのでしょうか!?

 

平和の象徴でもあるオリンピックで、いまどき女人禁制のある会場を使用するなんてと、違和感を持つ声が上がり始めたのです。

 

さて埼玉県と言えば、かつては学区で最も偏差値が高い県立高校は男子校・女子高でした。(今でもその名残がある地区もあります。)

 

創立が古く歴史があり、ユニークで優秀な卒業生を多く送り出し、かつ文武両道を貴ぶ自由な校風は、地元っ子のあこがれの存在で、校名の頭文字をとって●高(女子高の場合は●女)と呼び、入学させれば親も鼻高々、卒業後も「●高出身」ということで一目置かれる存在になれる土地柄です。

 

霞ヶ関も、会員は男性のみと敷居を上げることで、文武両道男子校のプレミアム感を醸し出させ、名門性を上げるのに一役買っていたように思えるのです。

 

つまり霞ヶ関の会員というステータスには、例えるなら●高出身のステイタスホルダーと同じような気分を味わえるツールなのではないでしょうか。

 

そういえば川越市長も、先日この問題に対し、何が問題なのか困惑、とコメントされていましたが、おそらく頭に浮かんでいたのは、同じ川越市内にある川高の存在だと思います。

 

川高こと川越高校は男子校で、ノーベル賞を受賞した梶田隆章さんや作家の内田康夫さん、アナウンサーの辛坊治郎さんといった素晴らしいOBを輩出した、由緒正しい優秀校で、もちろん地元の方の羨望も信頼も抜群です。

 

あまりに身近な存在すぎて、男性ONLYの看板自体に問題視する方がいることまで、頭が回らなかったのではないかと思えてなりません。

 

そういえばゴルフは、ウサギの巣穴に石を入れる昔の遊びがルーツだそうですが、盛り上がりをみせ愛好家の輪が広がってゆくと、18世紀にはゴルフクラブの元祖が誕生します。

 

イギリスで要塞や貴族の邸宅などを手掛ける石大工の組合から生まれた同好会がそれで、中心メンバーはフリーメイソン会員でもあったとか。そういえばフリーメイソンも、一定の資格を満たしていないと入会できない、女性は入会できない組織ということで、あら不思議、繋がった!?

 

異性の目があると、案外身だしなみや優しさ等に気をつけて行動するものですが、同性ONLYの組織の中だと「ま、いいや」となってしまいがち。

 

ゴルフには、襟のついたシャツ着用等のドレスコードがあったり、コースの使用には会員同伴でないといけないとか、その会員になるには現会員の推薦状がいるとか、他のスポーツにはないハードルが存在しますが、同性同士でプレーする際も、「ま、いいや」と自分を律せられる方が集うのが名門クラブの証、というのも、なんとなーく理解できるような気もします、いい悪いは置いといて。