スキ!スポーツ

新米の中年OLライター【那須 美沙子】です。スポーツが好きな人が好きで、競技者やその周囲の方の思いに触れることが好きです。どうぞよろしくお願いします!

若者の野球離れは中継延長放送の恨みの延長だった!?

 

若者の○○離れを憂う業界に、野球も含まれているのでしょうか。

 

かつては小学生のオシャレの定番だったプロ野球のレプリカキャップも、いまや街で被っている子を見かけることがほとんどなくなってしまいましたし、休日にキャッチボールをする父子の姿を見ることもなくなってしまいました。

 

 

街の変化に呼応するかのように、かつては毎日のように放映していたプロ野球の試合のテレビ中継は、今では地上波で見ることがほとんどなくなってしまいました。

ということはもう、お父さんvs子供(たち)のチャンネル争いとか、タイマー録画の開始時間予測バトルといったことを経験せず、平和にテレビをご覧になっているのですね、うらやましい!ではそんな平和世代の方々のために、この二つのバトルを解説いたしましょう。

 

 

世のお父さんたちはかつて、晩酌のお供に野球中継を見ていました。

居間やダイニングにはテレビは1台しかありませんから、お父さんが野球中継を独占してしまうと、子供たちが見たい裏番組が見られなくなってしまうためにバトルが生まれます。お父さんはご自身が野球を好きで見ているという側面もあるのですが、職場の上司や仕事の取引先との話題作りのための視聴、という側面もあったため、中立な立場のはずのお母さんは、一家の大黒柱・お父さんの肩を持たざるを得なかったのですが、子供にはそんな大人の事情なんか分かりません。だから野球が点いているたびにバトルが勃発するのです。

 

もし父子両者がこのバトルへ和解することなく、野球への恨みや理不尽さを抱えたままこの子が大人になったとしたら、本当は楽しい野球に対して、常によからぬ感情をぬぐえず、敬遠しながら生活することでしょう。

 

タイマー録画の件は、録画する人とテレビ局とのバトルです。

 

野球の試合は選手や審判といった人が運営を行います。

 

だから、野球中継の次の番組スケジュールが決まっていようが、次の番組が始まる△時にスパッとゲームセットとはなりません。

 

そこでテレビ局は、野球中継を延長するタイムスケジュールに組み直し、試合が長引けば中継の方を優先して分刻みで延長し、後続の番組開始時間を後ろ倒しにしていたのです。すると野球中継の後の番組を録画したくてタイマーをかけてしまうと、お目当ての番組がなかなか始まらないとか、途中で録画時間が終わってしまいラストが見られなかった、という問題が起こるのです。

 

もしも野球中継が急に延長されても、見たい番組のタイマーが始めから終わりまで完璧に録画できる技術が当時あったなら。

 

インターネットの検索で、『野球中継 延長』にスペースを入れると即座に『ウザい』と候補が出てくるようなことはなかったでしょう。

 

これらのバトルを経験した世代は今、結婚して父・母となり子育て中の方が多いです。

 

もしもまだ本気で当時のテレビ事情と野球との関係を根に持ち続けていて、子供を野球に触れさせないようにしているなんてことはないでしょうか…?