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スキ!スポーツ

新米の中年OLライター【那須 美沙子】です。スポーツが好きな人が好きで、競技者やその周囲の方の思いに触れることが好きです。どうぞよろしくお願いします!

ドーピング検査官の厳しさとアスリートへの愛情は比例する!と思うことにする

先日、北京オリンピックで金メダリストとなった男子400メートルリレーの選手の選手が、禁止薬物接種の疑いで金メダルはく奪となるニュースが流れました。北京オリンピックからはすでに二度のオリンピックが開催された後に遡ってまで処罰されてしまうのだと驚きましたが、摂取が疑われてしまうと、遠い昔の試合まで遡って記録の正当性を調べ上げられてしまうのですね。

 

 

 

試合の結果を否定することは、試合に向けて調整してきた日々の苦しいトレーニングや食事の管理までが否定されるような気分でしょうし、調査結果が出るまでの間は胃が痛い、苦々しい気分がずっと続くのでしょうから、選手としてはボロボロ・プライドずたずたなメンタルになるのではないでしょうか。

 

結果次第では、ドーピング違反アスリートの烙印を生涯負い続けることとなりますし、そんな危険を冒してまでなぜ、禁止薬物の手を借りたい誘惑に駆られてしまうのでしょうか。

 

 

 

知人の弁護士と話した時のことを思い出しました。もっとも弁護士の場合の頑張りの対象は受験勉強ですが、自分では極限まで頑張っていたとしても、周囲にも同じように頑張られてしまうと自分は合格者の枠からはじき出されてしまうのではという恐怖にかられるそうです。

 

だからもし、合格のための禁断の飛び道具を差し出されたとしたら、つい受け取ってしまいそうなほど追い詰められた、とても弱った精神状態だったそうです。だから、ドーピングに手を染めてしまうアスリートの気持ちと似ているような気がする、と言っていました。確かに合格を勝利と読み替えると、理解できるような…?

 

 

 

 

メンタルが不安定で、正しい判断が出来ない状態だったとはいえ、自発的にドーピング行為をしてしまうケース以外にも、ライバルに「毒を盛られた」みたいなパターンとか()、食べたものや病気で処方された薬から摂取していたような、受動的ではあるけれど検査で検出されちゃったようなケースも考えられると思うのです。

 

 

食品は、添加物や農薬が生産性を上げるために必要なことはわかるけど、食べたら体に取り込まれてしまうことはないのか?肉や魚のエサに含まれている場合は大丈夫なのか?製造工場で使っている容器の洗浄剤は?化粧品や香水のニオイをかいでも摂取されるの…?もしこれらの行為に禁止薬物を摂取可能性がYESのものがあれば、アスリートは自分の選手としての能力を上げることに集中しながら生活しているのでしょうから、つい、うっかり、ってこと、あるんじゃないかしら。

 

 

 

だからどうか、検査官の皆様、重箱の隅をつつくような、目くじらを立てて調べ上げるような検査だけはしないで欲しい…!と言うのが、スポーツ愛好家たちの総意でありましょう。

 

 

いや、検査官だって、本当はこんな嫌われ仕事、つらいに違いない。

 

それでも手を緩めることなく神出鬼没に選手の前に検査に現れる。

 

ドーピングに手を染め、選手としての人生を棒に振るわないで!禁止薬物で蝕まれ、心身が不健康なままの人生にしないで!って、愛するゆえの使命感で、アスリートたちを必死で守っているのかもしれないな、と今は思っています。